不動産鑑定評価基準

鑑定評価によって求める4つの価格

不動産の「価格」は一つとは限らない

「この家の価値はいくらですか?」

一見すると、答えは一つだけのように思えます。しかし、不動産の鑑定評価では、どのような目的や前提で評価するのかによって、求める価格の考え方が異なることがあります。

基本となるのは、一般的な市場で売買されることを前提とした価格です。しかし、不動産の種類や鑑定評価を行う目的によっては、それとは異なる考え方で価格を求める場合もあります。

そのため不動産鑑定では、いきなり「この不動産は○○万円」と計算を始めるのではなく、まず**「今回の鑑定評価では、どのような価格を求めるのか」**を明確にします。

これが「鑑定評価によって求める価格の確定」です。

ここからは、不動産鑑定評価基準に沿って、鑑定評価ではどのような価格があり、どのように使い分けられているのかを見ていきましょう。

不動産鑑定評価基準の解釈

前置き

かんてい先生
かんてい先生

まず前提として、不動産鑑定士の役割は、その不動産の「適正な価格」を専門的な立場から判断することです。

そして、単に価格を出すだけでなく、その鑑定評価を通じて、不動産市場で適正な価格が形成されることにも役立つことが求められているんですね。

不動産鑑定士による不動産の鑑定評価は、不動産の適正な価格を求め、その適正な価格の形成に資するものでなければならない。

価格の種類

かんてい先生
かんてい先生

不動産鑑定で求める価格は、基本的には**一般的な市場で成立すると考えられる「正常価格」**です。

ただし、鑑定する目的や条件によっては、「限定価格」「特定価格」「特殊価格」を求めることもあります。つまり、「何のために鑑定するのか」に合わせて、価格の種類を正しく選ぶ必要があるんですね。

これらの正常価格、限定価格、特定価格、特殊価格については、以下のページで詳しく解説していきます。

-不動産鑑定評価基準
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