不動産鑑定評価基準

価格時点の確定

不動産の価格には「いつの価格か」がある

不動産の価格は、一度決まったらずっと同じというものではありません。

景気や金利、周辺地域の開発、人口の変化などによって、不動産を取り巻く状況は変わり、それにともなって価格も変化していきます。

そのため、「この家はいくらです」と価格だけを示しても、それがいつの時点の価格なのかがわからなければ、正確な意味を持ちません。

そこで不動産鑑定では、**「この時点における不動産の価格を求めます」**という基準となる日を決めます。これが「価格時点」です。

たとえば、同じ土地を評価する場合でも、1年前の価格と現在の価格が同じとは限りません。不動産の価値を考えるうえでは、金額だけでなく「いつの価値なのか」も大切なのです。

ここからは、不動産鑑定評価基準に沿って、価格時点をどのように考え、確定するのかを見ていきましょう。

不動産鑑定評価基準での解釈

かんてい先生
かんてい先生

「価格時点」とは、『いつの時点の不動産価格を求めるのか』を決める基準日のことです。不動産の価格は時間とともに変わるため、鑑定評価ではこの日を明確にする必要があります。

価格時点には現在・過去・将来の概念があります。賃料の場合は、賃料を算定する期間の最初の日(期首)が価格時点になります。

価格形成要因は、時の経過により変動するものであるから、不動産の価格はその判定の基準となった日においてのみ妥当するものである。
したがって、不動産の鑑定評価を行うに当たっては、不動産の価格の判定の基準日を確定する必要があり、この日を価格時点という。また、賃料の価格時点は、賃料の算定の期間の収益性を反映するものとしてその期間の期首となる。
価格時点は、鑑定評価を行った年月日を基準として現在の場合(現在時点)、過去の場合(過去時点)及び将来の場合(将来時点)に分けられる。

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